ブライダルで使用する機材紹介

ブライダルで使用する機材紹介

ブログをご覧の皆さん、こんにちは。

M’s filmカメラマンのマコトです。

今日は普段使っている撮影機材についてご紹介します。

まずはカメラボディ。

Sony α7III

ブライダルの現場では必ず、カメラを二台用意します。

その理由としては、機材トラブルに対応することも可能であり、また後からご紹介する広角レンズ(16-35mm)とそのほかのレンズをそれぞれのカメラに付け、二台で撮影することでレンズ交換の手間を省くことができます。

次にご紹介するのはレンズ。

広角レンズ FE 16-35mm F4

広角レンズはスペースのない会場や集合写真など全体を撮影したい場合は必須です。私の場合は先ほど記述したように、一台はこの広角レンズを付けて「グライドカム」という歩きながらでも手ブレすることなく撮影可能な機材に付けたままにしておき、新郎新婦が入場や退場する時に二人を追いかけながら撮影をします。特に厳島挙式などでは人力車を撮影しながら追いかける時に重宝します。

次によく使うレンズです。

望遠レンズ FE 70-200mm F4

望遠レンズを使う理由は、被写体に近づくことができない場面でアップが欲しい時や、自然な表情を撮影したいのでカメラに撮られていることを意識させないように遠くから狙ったり広角レンズの画と組み合わせて編集することで画角にメリハリをつけるためでもあります。

次はこちらのレンズになります。

FE 24-105mm F4
FE 85mm F1.8 SEL85F18

この二本のレンズの用途としては、まず標準レンズと言われる「FE 24-105mm」ですが、3〜5人ぐらいのグループショットを撮影する場合に使います。またケーキカットなどは70-200mmを使うと、カメラ前にゲストが重なったりする時はこの標準レンズを使います。

85mmに関しては開放値「F1.8」という明るいレンズなので、背景をぼかして人物や小物を引き立たせる映像が撮影でき、また映像上映時など暗い場面でも明るく撮影することが可能です。

最後にご紹介するのはこちら。

Blackmagic Design Blackmagic Video Assist

このモニターを会場でご覧になった方は少ないかもしれませんが、ブライダルやドキュメンタリー撮影などの一発勝負の現場で一番怖いミスは「逆レック」です。

「逆レック」とは、映像の構図を決めて録画ボタンを押したつもりがうまく作動してなかった時に、カメラ位置を変更する為、もう一度録画ボタンを押します。

そうすると今度は録画が開始され、移動中の地面や空が写って次にカメラの構図を決めた時にもう一度、録画ボタンを押します。そうすると録画が停止され録画ができていない状態になってしまうことを言います。

その逆レックを防ぐ意味でも上記のモニターのようなバックアップ機能が必要になります。このモニターはSDカードを挿入し、カメラからケーブルをつなぐことでカメラと同じ映像が録画可能になります。

基本的にモニター側の録画はモニターでしか操作できない為、そのまま持続的な録画が可能で、バックアップとして使っています。

いかがでしょうか?

そのほかにもカメラマイク(SHURE)や会場PA(音響)さんからマイク音声をもらうために使う音声レコーダー(TASCAM)、手ブレ防止の一脚(マンフロット)など様々な機材を使い分けながら撮影をしています。

少し前から海外では結婚式のゲストに向かってこうアナウンスを希望する新郎新婦もいるそうです。

「スマホはカバンにしまってください。そして新郎新婦との時間を楽しみましょう。会場には特別な日を記録するためにスナップとビデオのカメラマンがいます。撮影はプロに任せましょう」

そうなんです。新郎新婦とゲストの皆さんは結婚式の舞台撮影を楽しむのではなく、共有する「時間」を楽しんでいただきたいと思っています。私たちカメラマンは日頃カメラのメンテナンスを行いながら、一瞬一瞬を切り取る最高に幸せな仕事させていただいています。

ぜひ撮影はプロに任せて想い出を作ってください。